心の扉が思わず開く!話したくなるコミュニケーション・カード

【開発ストーリー③】思い出した幸せな気持ちが、今をハッピーにする

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心の扉が思わず開く!話したくなるTOBIRA®カード。とってもシンプルなカードですが、その背景にはたくさんの汗と涙がありました。
(その①はこちらから【開発ストーリー ①】その人の過去を今に繋ぐTOBIRA®カード)(その②はこちらから【開発ストーリー ②】自分史から脳波測定まで、込められたエッセンス
商品化には結びつかなかったものの脳波測定で得たものは大きく、TOBIRA®カードの可能性が実感できました。開発者の畑川郁江(株式会社健育社代表)が引き続き語ります。
 

あの頃の気持ちがよみがえる、おもわず動く

─脳波測定がTOBIRA®カード完成に大きな影響を与えたのですね。3点セットは捨てがたい気もしますが、TOBIRA®カードの歩みがよく分かりました。
TOBIRA®カードが完成するまでの過程で、うれしかったのはどんなことでしょうか?

畑川:
「あるデイサービスでTOBIRA®カードを何度か行いましたが、一度目が終わって二度目に訪問したとき、ある利用者さんが昔の恋人の写真を持って来てくれました。その写真を見せながら、たくさん思い出話をしてくれたのです。その方は80歳を過ぎた男性でしたが、ポッと顔を赤らめて、まるで少年のような表情をして。そんなお顔を見ると、こちらまで嬉しくなりましたね。

それから、ある介護施設で、おしゃべりするのが難しい要介護5の利用者さんにTOBIRA®カードを試していただきました。目の前のテーブルにカードを並べて、ファシリテータがいろいろ話しかけました。返答いただくのは難しかったのですが…。その後少し席を離れたら、なんと、自分からカードをめくり始めたのです。これには驚きました。

伏せたカードが何枚も目の前にあれば、めくりたくなるのでしょうね。小さい頃から慣れ親しんだドキドキワクワクが引き出されてくるのだと思います。カードって、欲求ベースに働きかけるものがあるなと、あらためてカードの可能性を感じました。」
 

昔の幸せな気持ちが、今をハッピーに

─ 一瞬にして昔の楽しいあの頃にタイムスリップするようですね。

畑川:
「幸せな時を思い出している“今この時”も、本人は幸せなのではないでしょうか。閉じていた心の扉がパッと開く。一瞬にしてあの頃にタイムスリップし、幸せな時を思い出す。そんな思いを込めて、「TOBIRA®」と名付けました。

あの頃を思い出している今も幸せになりますし、幸せそうなご本人の顔を見て、周りもハッピーになる。医療や介護の現場でぜひお使いいただきたいです。」


 

チームの心理的安全性も作りだす

─高齢者が集まる場所でのレクリエーションなどにも、とても良いですね。ほかにはどんな場面が考えられますか?

畑川:
「企業の社内研修や部署、プロジェクトメンバーなどでやっていただくのもお勧めです。チーム生産性を高める唯一の方法として、Googleが提唱した「心理的安全性」を作り出すツールとしてもTOBIRA®カードは使えます。

心理的安全性とは、自分の言動が他者に与える影響をあまり意識することなく感じたままの想いを素直に伝えることのできる環境や雰囲気のことです。TOBIRA®カードでは、自然に楽しみながらお互いのことを知ることができますから、安心できる雰囲気作りという点で有効です。

企業の社内での関係性構築、そのほか、価値観が重要になる婚活シーン、そして地域コミュニティなどでも、人が集まる場面でぜひTOBIRA®カードを使ってみてくださいね!」

 

 

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