地域に入って楽しみ、共助の関係を作ることを目標に

私は現在、企業に勤務していますが、サラリーマンから卒業した後も生涯に亘り資格を活かして地域社会に貢献し続けていきたいと思っています。しかし、自分が住まう地域の人たちのことはよく知らないし、積極的に地域の行事に足を運んでいるかといえば十分とはいえない実状です。
そこで、この先、地域の集まりの代表格である「町内会」での活動へ積極的に参加することを考えています。

でも、ただ単に参加したり、義務のようになるのではなく、自分も含めて地域の方たちがともに時間を有意義かつ楽しく過ごすにはどんなことを行っていくといいのだろう…、と考えていました。

ファシリテーション力は地域に必要なスキル?

町内会の運営・進行では、企業同様に「ファシリテーション力」がとても大切です。そこで、自らが実際ファシリテーションを行えるようになり、参加者が自然に楽しく会話をできる場を作ろうと考えました。

本来は、リアルのコミュニティで対話の場を作るわけですが、今はCOVID-19の拡大もあり、町内会もオンライン・リアル両方で集会が行われることもあると思い、リモートでファシリテーションの企画・実践について体系的に学べる講座*へ申し込みました。

そこで学んだことを講座の最後に1時間を使って、参加者がそれぞれファシリテーションを実践する際に、「町内会での集まりの場」のシーンとして、私はTOBIRAカードを使うことにしました。

誰もが体験する「子供時代」の共通点・相違点の話題で盛り上がる!

異なる職業や、異なる故郷、異なる経験、年齢層の方達が集まる町内会では、素性を知る幅も異なりますし、なかなか共通項の話題で盛り上がるかどうかは心配なところです。

TOBIRAカードの中でも、誰もが体験する「子供時代」のことを抜き出し、語っていただくことからスタートしました。「TOBIRAカード」をPCのカメラ前で切る動作をして、メンバーの1人に「ストップ」をかけてもらいました。
一番上のカードを共有しそこに書いてあったテーマについてそれぞれ話してもらいました。テーマは「子供時代」のものなので、必ず話はできるし、それぞれの話の内容からさらに新しい発見や話題へと盛り上がること多々。

話題に登場した内容を元に、次の会合で「一緒に楽しみたいテーマ」も決まりました。
安心した環境を作り、話の中から次のテーマがメンバー自らにより決まっていくという良い流れを作ることができました。

カードでテーマが決まるワクワクした気持ちや、同じテーマでも内容がそれぞれで共通項があったりなかったりと、盛り上がる会を開くために活用していきたいと思います。

<参考>
*Be Nature School: ビネチャースクール 基礎、2日間 プログラムデザインの基本
https://be-nature.jp/
https://benature024.peatix.com/